【悲報】ありがとう!オリンピック開催のおかげ

 社会に出て働きはじめてから「日本ってまだこんなブラックなのか」と衝撃をうけてから数年が経ちました。オリンピックや感染拡大というかつてない特殊な状況で、日本全体が悲しいかな改革が進んだことは間違いありません。

 

【悲報】改革が進んでしまったこと3選

1.差別意識  2.働き方  3.日本政府への見方

 

1.差別意識

 「男女平等指数」で日本は156か国中の120位という不名誉な結果でしたが。オリンピックの開催にあたって、男女問題だけでなくどこが平等さを欠いているのかが明らかになってきました。度重なる女性軽視の言動から始まり、障がい者へのいじめ、そしてホロコーストについて。大人はもちろんのこと、子どもたちにとって世界がどういう価値観を持っているのかに気づかされた瞬間でした。特に子どもたちに伝えたいのは、人をカテゴリーで見るのではなく、「ひとりの個人として相手を見ればいいよ」ということです。そこから、好きになれない人とは適度な距離感をとればいいだけです。

 

2.働き方改革

 最近では、SDGsという言葉をよく聞くようになりましたが、「持続可能な」というキーワードのもと世界が動いています。その目標の中に、働きがいも経済成長もというものが掲げられています。モノもヒトも「使い捨て」ではありません。そして、感染拡大で在宅勤務など例年よりゆとりが生まれたことで仕事について、人生について考える時間が増えました。転職や副業、そして株など「会社に縛られない働き方」がトレンドになっています。実際、働いている会社でもサービス残業長時間労働の見直しが行われました。

 

3.日本政府への見方

 最近の支持率低下をみてわかるように、政府への意識も自然と改革されてしまいました。日本国民への利益の最大化というよりポジショントークをしている様子が散見されました。もちろん、立場によって対応は変わりますし、かつて例のない状況での激務ですので責めるつもりはありません。しかし、国民の目が厳しくなったのは言うまでもありません。オリンピックが開催できて、なぜこれが規制・禁止されるのか?この疑問に答えられる政治家はいないのではないでしょうか。

 

 オリンピックの開催には賛否がたくさんあります。しかし、日本のブラックな部分が明るみに出たのは、見方によれば改革に向かう一歩だったのかもしれません。日本が「ホワイト」な国になることを願っています。