【格差】リアル実家の現状

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今週のお題「わたしの実家」

 比喩的な表現で実家ぐらい通っていると言うこともあると思います。例えば、ハライチの澤部さんなどは「個室ビデオ」を実家だと称してラジオトークをされています。しかし、今回はリアルな実家について書いていきます。

どれぐらいの田舎?

 田舎町で育ったわたしはその環境が当たり前だと思っていました。大学進学や就職でその地を離れてその異常さに気づくこととなりました。まず、驚かれたのが最寄の駅まで徒歩50分、最寄りのコンビニは潰れてしまってその町から消失する。信号は駅前に1つあるだけでご老人が闊歩している。そのような町で18年間生きてきました。

教育の格差

 教育の面でも格差があります。歴代2番目に人数が少ない学年で27人の1クラスでした。高校からは40分間の電車(2両編成)、駅から30分から歩いた所に学校がありました。センター試験を受験するときには会場が近くにないので、県庁所在地までバスで移動してホテル泊まりでした。都会で生まれ育った人には想像もつかない場所が日本にはたくさんあり、これからの過疎地域で税金のコスパが悪くなくなっていく町並みが田舎にはあります。

賃金格差

 就職先としてまともにあるのは町役場、学校、銀行、郵便局、鉄道会社、病院などの公共性の高いものばかりです。幼い頃から、一般企業に勤めたり、起業したりという考えはあまりなく、安定した職業こそ正義だという雰囲気で育ってきたため、年収に差がつくもの当然だと思います。場所が確定してしまう可能性があるので明言はしませんが、最低賃金は全国の下位30%に入っています。

過疎化ラッシュ

 上記のような現状があるために、過疎化は加速化する方向にばかり働いていきます。自分が帰省しようと思えば、往復で15時間・3万円ほどの費用がかかります。仕事が少ないことや生活の不便を考えれば帰省はおろか、働き手が戻ってきたり、都会から流入してきたりというのは期待できません。町おこしはなかなか難しいので観光地やレジャー施設はあったとしても、本当に雇用を確保するには原子力発電を受ける入れるなどの措置になってしまうのも頷けます。

田舎のメリット

 しかし、最大のメリットもあります。それは大自然に囲まれている』ことです笑 人の脳みそは自然の雄大さ、安全に遊べる環境、あるもので工夫する状況などは自分を形づくっています。自然の効能に興味がある人は『NATURE FIX』という本を読んでみてください。他には、生活コストが安いこと、概ね食材が豊富なことはありますね。高齢の父親はAmazonYouTubeなども使いこなしているので、情報格差はそれほどないように感じますが、やはり日本を考えるにはコンパクトシティが必然ですが、田舎暮らしがどのようなものなのか、どう徐々に移行していくかを考えるには良い機会なのではないでしょうか?